2014年09月04日

金属アレルギーパッチテストの不思議な話

掌蹠膿疱症の原因のひとつに、金属アレルギーがあるそうです。
金属アレルギー?

金属アレルギーとは金属に触るとアレルギーが起きるというものですが
金属の代名詞となっているのが「銀歯」です。

金属アレルギーかどうかの判断は「パッチテスト」です。
皮膚に数種類の金属溶液を塗って、どの金属溶液で赤く腫れるかどうかという
テストです。

でも、東北大学の口腔歯科での話では、食品から体に入る金属の量の方が
比較にならないほど多いとのことでした。

銀歯から溶け出す金属はごくごく微小で、金属アレルギーを持っているほどの
患者さんなら、銀歯やブリッジ周辺が赤く腫れるそうです。

まあ、それでも金属アレルギーは分からないことも多く、パッチテストを受ける
相談をするのですが、そこに意外なトラップが。

歯科経由での金属アレルギーテストは保険が効かない!というのです。

一箇所の銀歯で5,000円~6,000円、私の場合は10個所ぐらい入っていたので
60,000円ほどかかります。

しかも、金属アレルギーで掌蹠膿疱症になったと診断されても歯科は銀歯を
セラミックに変えるだけ。

これだけでも20万円ほどかかるんですが、歯科の仕事はここまで。

掌蹠膿疱症の治療は、やはり皮膚科です。

東北大学病院でさえ、銀歯での金属アレルギーテストを保険対応できない。
これは意外でした。

それで、大学病院と提携している開業医の皮膚科に行って、パッチテストを
受けることになるわけですが、これも一筋縄では行きません。

なんといっても、すぐ出来るわけでなく、1ヶ月待ち。
それも、1日おきに4日も通わなくてはいけない。

しかも、掌蹠膿疱症と金属アレルギーの因果関係は確率としては低く
銀歯をすべてセラミックにしてもなおらない人もいるとか。

治るとしても、セラミックにしてから1年ぐらいは必要とのこと。

これじゃ、サラリーマンが掌蹠膿疱症の治療をしようと思ったら
相当な覚悟がいるな。

そう思いました。




上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
金属アレルギーパッチテストの不思議な話
    コメント(0)